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ドリーム30年4月号発行

4月18日(水)ドリーム30年4月号発行
身体の調子も十分ではないが、18日(水)玉名市で「ふるさと食農ほんわかネット」の29年度の会計監査を受けた。29年度は1万6千円程度の赤字繰越となった。あと10名程の人が読者となってくれれば解消するが・・・。高群さんに昼食をご馳走になった。
今月も、ドリームを発行することが出来た。先ずは一面の紹介から・・・

情報隠しと屁理屈の横行

高木正三(ドリーム編集長)

先月号を発行した後、3月21日より今年3回目の入院をした。病院のベッド(特にクリーンルームに隔離された場合)では時間つぶしにテレビでも見るほかない。この間、行政の堕落・劣化、行政の緩みをイヤと言うほど感じた。自分(達)に都合の悪い情報については勝手に隠蔽していることである。厚生労働省では裁量労働制正当化の元になった不正確な労働時間調査の原票、文部科学省では加計学園の獣医学部新設に際し内閣府から「総理のご意向」とされた文書、財務省では国有地の取引を巡る森友学園との交渉記録、防衛省では南スーダンの国連平和維持活動(PKO)派遣部隊の日報、等々。また、財務省による国有地売却に関する決裁文書の大掛かりな「改ざん」には驚かされた。






例えば「〇〇補助事業」をどこの市町村(JA)で実行するか?を私の経験したことから考えてみよう。担当部署の担当者が「〇〇補助事業実施要領」に該当しても採択市町村(JA)、補助金金額を単独で決め、公文書(決裁文書)を作成して一件落着ではない。県を通じ要望があり課内での検討を終えると、決裁文書を起案する係長が関係する部署(農振法、農地転用、環境アセス、類似する事業等)との調整を行う。採択する必要性等の文書を作成し説明するが、関係する課は自分の所に火の粉が飛ばないよう、アレコレと質問する。疑義に関する質問には個別に回答を行い書類を残し了解してもらう。この後に初めて公文書(決裁文書)を起案し関係する部署に回覧し、はんこ(了解)をもらう。この時には『参考資料』として関係する部署の意見を添付する。森友学園との交渉に関し、近畿財務局の担当者もその経緯や関係する参考文書を添付していたに違いない。周囲の見えざるプレッシャー、自分の良心と闘いながら公文書(決裁文書)を作ったはずである。それをいとも簡単に改ざんし、改ざんした組織も人も特定できないでいる。狭い組織の中では組織を守ることが優先されている。オーム真理教で洗脳された高学歴の若人と、真実を語ろうとしない組織の中で飼い慣らされた人とどこが違うのであろうか?


by turbo1297 | 2018-04-20 09:44 | 食・農・環境・GT | Comments(0)