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過去のパスポート

9月29日(土)パスポート更新その②
今日・明日開催予定であった「重症心身障害児(者)を守る会九州・沖縄ブロックの大分大会」が大型台風の影響で12月に延期となった。
何もすることなく、パソコンの前に座っていると、昨日の続きを載せろ!と悪友から電話があった。
過去10年間の海外旅行4回のうちの一つが「KSNチェンマイゴルフツアー」だ。
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「ドリーム」第149号から

チェンマイゴルフツアー顛末記

高木正三(ドリーム編集長)

熊本シニアネット(KSN)の仲間と元気のあるうちに海外に行こう!と謀議を凝らした。行き先はタイ国・チェンマイ。何か名目を付けねばならず「KSN国際交流クラブとゴルフクラブとのコラボーレーション」とした。ネットで繋がっているため、一斉メールを流したら直ぐに10名が集まった。我が家では、オッカナイ(オー家内!)が監視役で同行することで許可(?)が降りた。参加者10名の内訳は、男性6名・女性4名。ゴルフ組5名・観光組5名。我々を含め夫婦は2組。心にゆとりがない私は、今月号の1面とは異なり、お金(経済的)の面を中心に報告することにした(すべて1人当たりの金額、タイの通貨1バーツを3円で換算)。


大まかな日程は、

チェンマイ市内中心に象さんキャンプ・山岳民族村等を巡る観光

チェンマイでゴルフ(観光の方は市内の寺院中心にお寺及び買い物)

黄金の三角地帯(タイ・ミャンマー・ラオス)の国境

チェンマイでゴルフ(観光の人はタイシルク工場や市場視察)

1日フリー(個人的にトライしてみよう)

1日延泊する私たちは、以前に住んでいた家、働いていたチェンマイ森林管理事務署のプロジェクトオフィス、子どもが通ったチェンマイインターナショナルスクール、チェンマイ日本人会等の訪問、である。

3月31日(日)

わくわくウキウキしながら、熊本~福岡空港は高速バス。国際線で初めてEチケットなるものを使った。案外簡単なものだ。メンバーの一人が重量オーバーでちょっとトラブル。イミグレーションも無事通過。福岡にいながらここは国外、免税店の焼酎を買おうとしたら高かった。

福岡空港(16:45)発→韓国の仁川空港で乗り替え→チェンマイ着(22:50

飛行機に乗るや否や飲み物が出てくる。卑しい根性を出して「ビール・ビール」と頼んだら50分程で仁川空港に着いた。この飛行場の広さにまたビックリ。これがハブ空港というのか!乗り替え後、直ぐに夕食が出てきた。あまり飲み過ぎるな!と言う隣で突っつくオッカナイのサインにも知らん顔で又ビールを注文。一眠りしたらチェンマイに到着した。

チェンマイ空港では、現地のツアー会社のイケメン運転手が迎えてくれた。今回の提案者Tさんは英語ペラペラ。彼女の流暢な英語と私の片ことタイ語で15分後には無事ホテル到着!30分ほど飛行機が遅れ2時間の時差があることから、日本では夜中の1時半。

○ 福岡~熊本往復高速代:3,600

○ 飛行機代往復:83,000円。空港利用料等の雑費:5,355

○ ホテル代(6泊):11,312

○ 空港~ホテル交通費:225

4月1日(月)運転手付きレンタカーで観光(合計:5,218円)

眠い目こすりながらロビーに8時集合。市内のレストラン、イヤイヤ大衆食堂で朝食。タイ語もまだ慣れず、やっと「お粥」に辿り着いた。40分ほどでエレファントキャンプ到着。チェンマイに来る前から「少しタイ語のできるター坊は現地ガイドだ!」とみんなに言われていた。現地ガイドよろしく入場券や象乗り体験申込みの業務(?)。象さんは川に入り、気持ちよく水浴中だった。タイ国における象は昔の日本の牛や馬と同じように家畜的に活躍している。賢い動物で、音楽に合わせ踊ったり、サッカーやったり、鼻で筆を持ち器用に花の絵を描いたりするショーが行われる。ショーが終わると次は象乗り体験。象も適材適所でショーを行う象と人様を乗せる象は違っていた。2人ずつ乗ったが案外高さがある。

○ 象さんキャンプ入場料:600

○ 象乗り体験:1,200

 チェンマイ市内に一旦戻り昼食だ。座るや否や誰かがビールを注文する。それもそのはず、外は35度くらいの温度。参加者のほとんどの人は初めて食べるタイ料理。汗をかきかきフウフウ言いながら食べている。

再び、10人乗りのワゴン車に乗り込み、メオ族を中心に山岳民族が住む村に移動。昔は、観光用にケシ畑があったり、老人がアヘンを吸っている場面に出くわしたが、今ではモノ売る山岳民族の若い衆は奥の方でタブロットを扱っていた。

チェンマイに来たら、この寺院だけには参拝しろ!と言われている『ワット・ドイ・ステープ』に参拝する。昔は350段の階段を汗かきかき登っていたのだが、ケーブルカーが設置されており、わずか数分で山頂に到着。ケーブルカー往復及び寺院入場料込みで150円。


夕方、ホテルでシャワーを浴び、派手なネオンに誘われ賑やかな「ナイト・バザール」へ歩いて行く。チェンマイ2日目だというのに、飾り物・シルク(まがい物)・銀細工など買うわ買うわ! 財布紛失騒動もあったが、ワゴン車の正直なイケメン運転手がホテルに届けてくれた。それも我々がナイト・バザールから帰ってくるまでロビーで待っていた。他の国ではこんなことはないだろう!と参加者みんなタイ国ファンに!

○ レンタカー代:600

○ ガソリン代:183

○ ドイ・ステープ寺院入場料等:150

○ 朝食(お粥):132

○ 昼食(タイフード):897

○ 夕食(タイフード):1,426

○ 運転手へのチップ:30

4月2日(火)ゴルフ(合計:10,761円)

ホテルロビーにワゴン車が約束の8時にやって来る。ゴルフ場に行く途中大衆食堂で朝食。今朝は「バーミーナーム」(うどんとラーメンの良いところを取った感じのもの)。120円程度。40分ほどで素敵なゴルフ場到着。受付で「カートは使用するか?」と問われた。5人の意見が分かれたが、この暑さではカート使用しないと途中で倒れるリスクもあり、1,800円出して借りることにした。一人のプレーヤーに一人のキャディ、1台のカート。青々としたグリーン。他にはプレーする人が見えず完全に貸切状態。殿様ゴルフとはこのことか!キャディは、ゴルフ場のマンゴーの木から、未だ若い(青い)マンゴーを取ってきて、皮をむき、塩を付けて食べさせてくれる。(成績やハプニングは省略)

早めにホテルに戻り、半日1,500で車を貸し切りあちこち動き回った観光組と合流。夜は、民族舞踏ショーを鑑賞しながら、北部タイ伝統のもてなし料理「カントーク・ディナー」を楽しむ。

グリーンフィー、キャディーフー、往復送迎:6,210

カート代:1,800

キャディへのチップ:600

夕食(北部タイ舞踏ショー付きカントクディナー):2,151


4月3日(水)運転手付きレンタカーで観光(合計:3,088円)

今日は強行軍。朝6時に運転手が迎えに来る(律儀な運転手は6時前には待機していた)。

片道3時間半をかけ、タイ最北端の街・メーサイへ。唯一ミャンマーと陸路で結ばれて

(手前はタイの国旗、向こう側はミャンマーの国旗)

いる。約50メートルの橋で繋がり、ミャンマーに行くには正式な手続きが必要。ミャンマーから買い出しに来ている状況が一目で判る。ここでも買い物に余念がない。

最北端の街で昼食(当然地元のビールを飲み)をとり、30分ほど離れた「ゴールデン・トライアングル」(黄金の三角地帯)へ。タイ・ラオス・ミャンマーの三国がメコン川を隔てて国境となっている。その昔ケシ栽培ご行われていたところ。今は立派な寺院が建っていた。帰り道はみんなぐっすり!7時過ぎにホテルに着き、サムロー(動力三輪車)1台に5名(後4名・運転手の横1名)乗るという芸当で食事会場へ。肉・野菜・エビ類を鍋で煮て食べる日本の○○鍋と同じモノ。当地では今夜は「タイ・スキー」と言う。

○ レンタカー代:792

○ ガソリン代:468

○ 朝食:198

○ 昼食:531

○ 夕食:961

○ 夕食会場までの往復交通費:108

○ 運転手へのチップ:30

4月4日(木)ゴルフ(合計:8,610円)

前回と異なるゴルフ場に行った。チェンマイの交通費や品物の安さに慣れた我々は、ゴルフの「カート代」が2,100円に驚いた。この暑さ、途中で倒れたら元も子もなく躊躇しながら支払った。このゴルフ場も貸切状態だった。混んでいないタイのゴルフ場では原則、前半・後半を連続して行う。日本みたいに前半終われば昼食と言うことはない。キャディ達もそれぞれに食べ物を持参し、仕事しながらそれぞれに食べている。このため、ホテルには3時過ぎに着いた。乗り物・買い物の値段の交渉のやり方も少しずつ覚えてきたのでそれぞれ夕食は自由行動にした。

○ グリーンフィー、キャディーフー、往復送迎:5,910

○ カート代:2,100

○ キャディへのチップ:600


4月5日(金)1日フリーデー

チェンマイ空港23:50分出発に間に合うよう夜の9時にワゴン車が来る予定。それまではみんな自由行動。今回の参加者で一番高齢のK夫婦と行動を共にした。チェンマイ市内を流れるメ・ピン川クルーズに挑戦。昔は無かった観光。川から見るチェンマイには高層のマンションが多く建っている。その後はチェンマイの山の手地域のちょっと信用できる店でK夫婦がタイシルクを買う。ここだと間違いない。昼食はタイ北部名物の「カオソーイ」に挑戦。日本の高菜やニンニクに似た野菜が入っているのが面白い。

夜9時、一日早く帰国する8名の人たちを見送る。盗難も紛失も怪我等の事故もなく、それに加えお腹が痛くなった人もおらず、みんな楽しい旅行だったと感じた。

○ メ・ピン川クルーズ:1,350

○ 交通費(3回分):180

○ 昼食:135

4月6日(土)遂に我々2人だけ

朝6時過ぎに、チェンマイの朝を視察。お坊さん達が托鉢に歩いている。門徒の家を回っているみたいなモノだ。日本と2時間の時差があることからみんなは福岡に着いたなぁーと想像する。

9時過ぎ、小型四輪トラックを改造し、幌をかぶせ荷台に乗せる乗り合いバス(シーロー)の運転手と交渉し色々な所を訪ねることにした。まずは昔住んでいた家。その家はビレッジ(一斉土地分譲した数十軒)の一角にある。車を待たせウロウロしたがこの家だ!とは断言できなかった。似ているような家もあり、ましてや25年前の話である。次は娘が通った「チェンマイインターナショナルスクール」を目指した。埃をかぶっていた道路はどこもかしこもアスファルトとなり、昔の面影はなかった。やっと見つけた学校は土曜日

であいにく閉められていたが、心優しい門番のタイ人は中に入れてくれた。お陰で娘へ報告用の写真を撮ることができた。次は、働いていたタイ国林産公社北部営林局のチェンマイ森林管理署だ。土曜日で閉まっていたが、内緒で敷地内に入って写真を撮った。プロジェクトオフィスが使われていなかったのは残念だった。その後、チェンマイ日本人会事務所、今回利用した日本人のいる現地のツアー会社、不自然な死をとげたテレサ・テンが宿泊していたメーピンホテルなどを訪ねた。

一息ついた午後は、ホテル周辺にたむろするシーローの運転手と交渉し、今度は、3時間300円の格安料金での利用契約(?)を結んだ。その3時間の中で、蚕さんから糸を紡ぎ、職工さんがカタコト織り込んでいるタイシルク工場(販売所兼務)や木彫り工場兼販売所、食料を始め営業用に色々なモノを売っている市場に繰り出した。結局私が買ったのは、竹で作られている爪楊枝、乾燥したタイの唐辛子、辛さの元凶・青々した「ピキヌ」(日本の唐辛子を小粒にした辛さ100倍の香辛料)だけだった。

昨日と同じように、ホテルにワゴン車が9時に迎えに来てゴルフバックや荷物を積み込んでくれた。途中ではサタデーマーケットなどが開催されていたし、一方通行の道路では相変わらず元気な若者がオートバイを飛ばしていた。帰りの飛行機の中ではビールを飲む元気もなくただただ眠るだけだった。「タイは何でも安いの?」と聞かれるが、何が高く何が安いのか、今回の報告で判断してもらおう!

○ 市内交通費:900

○ 空港までの交通費:900

○ お土産(正三分):420


by turbo1297 | 2018-09-29 14:48 | その他 | Comments(0)